今月リリースされましたオーボエ奏者tomocaさんのニューアルバム「stranger trip」をMajorcaのwebshopでもお取り扱いさせて頂くことになりました。聴くだれもがきっと主人公。皆さまと共にどこか奇妙で懐かしくもある、美しい音旅を共有できましたら幸いです。
目に見えないものは美しく儚く、想い出の断片をつなぐ糸。Oboe Player tomoca が表現するのはこういった目に見えない色彩、揺らぎ、匂い、衝動。常夏の南の島、神々が降り立つバリ島の暮らしの中で生まれたメロディー。tomoca の音からイメージをキャッチするという“物作り人”が多いのも納得できる。日本のトップミュージシャン達と織り込んだ斬新な注目のオーボエサウンド。 (C)RS
以下Caravanより引用
匂いや景色や物語が浮かぶ音。
耳を澄ませば旅の空へと誘われる。
あの人は何処からやって来て
何処へ帰るのだろうか。
この路地は何処へ繋がっているのだろうか。
夕暮れの色はやがて漆黒の闇へ。
静かに星はめぐり、やがて朝日が闇を溶かす。
カオスと静寂。光と闇。生と死。始まりと終末。
stranger trip.
きっと誰もが奇妙な旅の主人公。
こんなサウンドトラックがぴったりだ。
Profile essaysより引用
3才のわたしはラジオから流れてくる歌謡曲をオルガンで弾く遊びが好きだった。
初めて買ってもらったレコードはピンクレディーのUFOだ。
振り付けを覚えて歌っていたらある日、大人が誰もいない時空にコーンヘッドの宇宙人
がやってきて現代のCDと同じ直径のディスクをくれた。
幼い頃からわたしが心惹かれるものは変わらない。音楽と旅。
正確には子ども時代の旅は空想の旅だったけれど。
吹奏楽部のじゃんけんに負けて「残り物の中でいちばん持ち運びが便利だ!」と直感で
キミを選んだ13歳のわたしは勉強そっちのけで夢中になった。
音楽大学で学んだスキルを携え、音楽修行の旅はImprovisationの感覚を捉えることから始まった。
手探りでライブ活動をスタートした’01年にアルバイトで貯めたお金で初めてバリ島を訪れたときも
キミが一緒だった。
以来、私はこの島の虜になりインスピレーションを受け取り沢山の曲ができた。
’14年バリ島でインドネシアのミュージシャン達と録音した
「Cantica」に続いての今作「stranger trip」は、この島でさらに丁寧に培養した音の細胞です。
南国のエーテル、静寂の夜。目に見えないものは美しく儚く、思い出の断片をつなぐ透明の糸。
Life is trip.私の旅はこれからもbackpackの中のキミと。
Enjoy your trip!
tomoca